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鈴木さんのリペア!^^;その22

細かい部分の最終調整に入っております。
演奏に影響する部分なので、慎重にやらなければなりませんが。。。
そうそう!前回の日記の後、駒の厚さは更に調整いたしまして、
ミュートがしっかりハマるぐらいの暑さまで削りました。
なので今日はまず上駒の調整から。
前回の削りでかなり標準値に近づけましたが、それでも安全のため余剰部分が取っていて、弾き心地にもそれが影響しております。
少し弦高が高く感じます。
今日はまずその部分を調整。
果たして上駒の高さは正確なのか?
車用のプラグゲージを使って上駒の高さを測りました。
まだ少々高いようなので、ゲージを当てたまま、目立てやすりで溝を掘ります。
ヤスリがゲージに当たるまで。。。
そしてその掘った溝が消えるまで紙やすりで上駒を削ります。
何のため削っては測り削っては測りの繰り返し。
これでようやく標準値。
目立てやすりで本ちゃんの溝をつけて行きます。
この時もヘッド側は深く、下駒側は極浅く彫ります。
弦を借りに張ってみて高さがちょうど良くなるまで、慎重に溝を深くして行きます。
そして出来上がり。
ヤスリの目を細かくしつつ削って磨いて艶を出します。
上駒完成。
(*^_^*)

次は下駒。
高さが上駒調整して引いてみたトコ、現状で良い感じ。
なので特に削っての調整はしません。
前回同様、電子レンジを使っての乾燥作業です。
今回秘密兵器登場!
100分の1グラムまで測れるデジタルメーター!
ヤフオクで200円で購入!
これで実際水分が抜けてるか確認。
電子レンジはレンジ”弱”で20秒を1回とします。
まず作業前の重さ2.05g
鈴木さんのリペア!^^;その22_a0017909_2038440.jpg

1回目変わらず2.05g
2回目2.02g
鈴木さんのリペア!^^;その22_a0017909_20382989.jpg

3回目変わらず2.02g
4回目2.00g
鈴木さんのリペア!^^;その22_a0017909_20384467.jpg

5回目2.00g
この辺でお終い。
こんな小さなカラカラの板ッ切れでも、確実に水分が抜けたことが確認できた。
長い時間をかけて演奏による振動で乾燥していく状態を、この作業で短時間で再現できたことなのだろうか?
(ーー;)
実際装着して聴いてみたが…、
まぁ、信じるものは…って感じですかね!
σ(^◇^;)。。。
と、これで演奏出来るまでの状態になったわけです。
早速弾いて見ましたけど、音質自体はやはり以前と変わってないかな~。
ただ音の余韻の立ち上がり(?)、これが以前よりレスポンス良くなった感じ。
以前は弾いた後の共鳴余韻に多少時間差があった気がしたけど、今度は弾いたと同時に共鳴音を立ち上がる感じがいたします。
ほんと気のせいかも知れないけど。。。
...((((((^_^;)
by yellow-bird007 | 2009-01-30 20:36 | Violinな日々

ヴァイオリン、弾き語り、PC、スマホの事なんか色々書いてます。


by yellow-bird007