鈴木さんのリペア!^^;その3
2008年 10月 24日
下駒を電子レンジでチン!
下駒硬ければ硬いほど良いらしいので…、
要は木材の中の余分な水分を飛ばしてしまえば良いワケ。
だから電子レンジへ。。。
チョッと怖いので、焦げてしまってはダメだから、
元々鈴木さんに着いていた、ラワン材の様なボロい下駒でテスト!
いきなり20秒で。。。
…チ~ン!
出来上がり~。
チョッと暑いけど…、
気持ち硬くなったような…気がするだけかも。
^^;
20秒でも大丈夫と判ったので今度は本番。
コチラも大丈夫問題なし!
(*^_^*)
そして取り付ける前にまたまた新たな挑戦!
下駒を微妙な薄さに削ってみた。
写真で解り辛いかも知れないけど、駒の厚さが波打ってるでしょ?
上は薄く下に行くにしたがって厚くなってる。
E線は元の厚さになるのがかなり下のほう。弦が太くなるにつれ上に上がってくるようになってるんです。
ヴァイオリンの音は低音弦は回転振動、高音弦は伸縮振動で音が表板、魂柱、裏板の順に振動が伝わって音が出るわけ。
だから高音弦側は薄ければそれだけ駒は振動しやすい。
なおかつ低音弦側は駒に伝わる回転振動が表板にロス無く伝えられるだけの厚さが必要なのです。
回転振動は魂柱付近を回転の中心になるのかな?
だからG線の接点から魂柱の辺りまでを結ぶ直線より下は今までどおりの厚さ。
その上は薄くしてあるわけです。
なんか言葉では説明し難いけど…。
まぁ、私が勝手に作った理論なんですけど。。。
|||(-_-;)||||||
で、音を出して見ると…、
お~!劇的変化が。。。
w(☆o◎)w
…んなわけないか~。
^^;
殆どゆ~か、まったく何がどう変わったのか判りません!
元々鈴木さんあんまり弾いて無いから、元の音との違い判んないんだわ!
σ(^◇^;)。。。
まぁ、いいでしょ!
で、そのあと上駒の高さ調整。
まだD線が高いようなのでガシガシ削った。
それと糸巻のすべりの調整。
とりあえずペグソープ塗って滑りを馴染ませてから、松脂で滑りを抑える方法。
前よりは少しはましになった。
(*^_^*)
これで私の出来る部分はお終い。
あとはプロに見てもらうことになります。
今日新しいフィッティングも届いたし。。。
柘植の渋いヤツ!
顎当ての高さが思ってたやつより低いけど。。。
早く着けてみたいよ~!
(*^_^*)